【京都】京都十六社 御香宮(京都市伏見区)~安産・厄除・病気平癒~
名称 御香宮
境内に香ばしい清泉(香水)が湧いたことから「御香宮」と名付けられたという。 絵馬にまつわる伝承がある。
室町時代、文亀年間(1501-1503)、京の商人が山城までの商用の帰りに、日が暮れたことから御香宮神社に泊まることにした。寝入ると、枕元に直衣の公家が立ち、商人に隅に寄るように諭した。やがて、十二単衣の美しい女﨟(じょろう、若い女性)と、若い侍女が現れる。 酒宴になり、皆で盃を傾けた。酔った商人は侍女の手を握り、手荷物の小箱に入った玉を握らせた。女﨟はその様を見て嫉妬し、「あやにくにさめてみなこそ松の風 我がしめゆひし菊のまがきを」と、盃台を侍女の顔に投げつけた。侍女の頬が切れ鮮血が溢れた。 商人はハッとして飛び上がる。夢だった。東の空が白んでくると、目の前に絵馬が掛かっていることに気づく。絵は、褥の上に琴弾く女﨟、直衣の男は座っている。前に胡弓ひく侍女が描かれていた。その顔は大きく傷つけられていた。(注1)
お参りする(360度パノラマ) ※Youtubeの画面をつかんでグルグル回転できます(PCのみ)
由緒書
祭神
応神天皇の母・神功皇后(じんぐうこうごう) 第14代・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう) 第15代・応神天皇(おうじんてんのう)
末社 大神宮 春日社 桃山天満宮 新宮 本宮 那智 金札 東照宮 住吉社 八坂社 恵比須社 厳島社 若宮八幡社 弁財天 近代以降に祀られた松尾社 1895年に祀られた豊国社
場所 〒612-8039 京都府京都市伏見区御香宮門前町174
TEL 075-611-0559
地図
アクセス
市バス 南8 御香宮前下車
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桃山天満宮
厳島社
右から紅梅殿、白太夫社、老松社
右から若宮八幡社、恵比須社、八坂社、住吉大明神
右から春日大明神、天満大神、新宮、熊野社、那智、金札宮
菊姫大明神
お茶室(九香軒)
注1 (「京都風光(京都寺社案内)」より引用)(ホームページはこちら)