風の吹くまま 気の向くままに~自由に本音や真実を綴る~

☆解・快・甲斐・怪・戒・・・(いろんなカイを求めて)理解を超える大  ☆大きなパワー・(解のない大いなるもの)

【石川・金沢】金沢の「のどぐろの一夜干し」で思い出した叔父の家族愛

先日、スタッフからかなりおいしい一夜干しをもらい、醤油もなにも無しでいただいた。 こだわりから、フライパンや鍋は「南部鉄」でダッチオーブンを使用している。

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のどぐろがかなりおいしく焼けて、ぜいたくな時間を堪能した。

30年ほど前に、尊敬する叔父(今は亡くなり、もう会えない)が言っていた。

接待や食事会(内科医だったので機会は多かったのではないだろうか)で、同伴者が「先生、たまには外で食事するのに、高いもの食べましょう」と言うらしい。

叔父は「逆や。外で粗末なもの食べて、同じ金額で家族全員でおいしいものが食べられる」と言っていたそうだ。

今思うと、やさしいし、おじゃまして泊まって帰るときに、朝ごはんではおいしいアジの一夜干しや味噌汁(当然、にぼしで出汁をとっている)がでていたと、今更ながら認識している次第。

知人の方が、診察中にでも「先生、朝方〆た鴨です」ってもってくるらしい。

当時は、食卓のご飯の出方が実家と叔父の家では違っていて、実家では新鮮・おいしいではなく、バラエティーに富んだおかずがでていた。当然おいしいわけだが。当時はこっちのほうが満足だった。質より量だったのだと思う。

当時、叔父の家の食卓のご飯に感じていたのは、酒飲みが欲しがるおかずなんだと・・・・。

今になると、なんて贅沢な食卓だったんだろうと思う。本当においしいものが一品でもならんでいたり、不定期で安く美味しい肉を買ってきて家族で堪能したりと。琵琶湖の漁師から湖魚を直接とりよせたりと。

これから、小さな個人店や市場へ行っておいしいもの一点買いで季節のおいしいものを食べていけたらと思う。

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