風の吹くまま 気の向くままに~自由に本音や真実を綴る~

☆解・快・甲斐・怪・戒・・・(いろんなカイを求めて)理解を超える大  ☆大きなパワー・(解のない大いなるもの)

映画「陰陽師Ⅱ」にみる設定のおもしろさ

このブログのサイドバーにも掲載している

なんて面白いのだろう!

映画でピックアップすべき人物は

出雲族である ・ヒミコ(出雲族ではアメミコ) ・ゲンカクの妻のツクヨミ ・スサ ※鬼という設定であり、さらわれてきたヒミコと姉弟

天叢雲剣について 建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)とヤマタノオロチにでてくる剣 高天原(天上界)から葦原の中つ国(地上界)の出雲に降り立ったときの話し

映画での鬼について 鬼が、天の石屋戸に関連する神8柱の子孫の「足」「鼻」「口」「目」「肩」「耳」を喰らう ※安倍晴明の読み・・・あと「腕」「首?」 で8人のうち2人 ※ヒミコが首なのか肩なのか微妙だが、首を喰らうという話がでていない

天の石屋戸に籠った天照大御神について 犠牲になる8人の根拠は、岩屋戸から誘い出した神々は8柱 (柱と書いた方がいいのだろう) ※映画では、8柱のうち天津麻羅(鍛冶の神)の代わりに建速須佐之男命に入れ替わり ※スサ自体が鬼であるため、天照大御神をいれて襲われるのが8柱の子孫になっている

※よって、映画上犠牲になる2人は、天照大御神天手力男神の子孫

となると問題になるのは、上記の「出雲族の設定」

古事記では

伊邪那岐命が顔をすすいで生まれた※男である 天照大御神(左目から生まれた) 月読命(右目から生まれた) 建速須佐之男命(鼻から生まれた)

ということは、 ゲンカクの妻とヒミコの関係がおかしい 本来は兄弟なので

映画では ヒミコは天照大御神の生まれ変わりになっている どうも、スサが建速須佐之男命のような、そうでないような位置のような気がする

しかし、多くの設定を映画用にきれいに仕上げていた。

天上界がでてきて、まあ安倍晴明が天の石屋戸に籠った天照大御神を誘い出す

しかも、女装して物語さながら天宇受売命(アメノウズメノミコト)になり踊る

そして、三柱が揃いきれいに映画のストーリーも終結している

日本神話をかじってからみる映画は一味も二味も違って見える